コンビニより多い歯科医院!大変大変?
今回はよく聞くこのフレーズ、「コンビニより多い歯科医院」についてです。
私が歯科医師になる前から言われていた気がしますが、実際どんなものなのか。他の業種なども含めて調べてみました。
美容院 約25.8万件
信号機 約20.8万件
理容院 約11.5万件
歯科医院 約 6.9万件
薬局 約 6万件
コンビニ 約 5.6万件 (2022.3月調べ)
うん、確かに多い★。コンビニも頑張っているようですが、まだまだ余裕です★。しかし美容院多いですね。信号機より多いとは驚きです。そんなにありますかね?いつも3Qカットなのであまり意識してないのもあるのかな?いずれにしても完敗です😢。
さてここで1つ大事なことをいいます。実は歴史上コンビニの件数が歯科医院の件数を上回ったことはありません。歯科医院の件数も増えているのですが、コンビニの件数が猛烈な勢いで追いついてきているのが現状なのです(まあコンビニもこれ以上あまり増えない感じもあります。結構競争が激しいですからね💦)。
さてみなさんが興味あるのは「歯科医院経営は厳しいのか?」ではないでしょうか。本音を言うと、「昔よりは厳しくなっているようだが、いい業界である。」といったところです。「ようだが」と書いたのは、私自身昔を知らないから、話でしか聞いたことがないからです。
厳しくなっている理由はいくつかあります。まず診療報酬が実質下がっていること。同じ治療を行っても、昔の方が高報酬だったりします。差額徴収なんていう制度もありましたしね(くわしくは省略。)。これはご年配の歯科医師の先生方と話すとよくわかります。そんなに違ったのとびっくりするぐらいの差があります😢。ちょっとうらやましいぐらいです💧。
他には歯科医院数の増加、そして虫歯の減少ですね。昔は虫歯の洪水といわれる時代があり、歯科医院さえ開業すれば何もしなくても患者さんがくる時代でした。接遇なんて気にしなくても大丈夫☆彡。しかし今はそういうわけにはいきません。1医院当たりの人口は減っていますし、医療業種全般にいえることですがサービス業としての立ち振る舞いも必要です。接遇や労務、経営など勉強することは多岐にわたり、治療だけをしていればいい時代ではありません。
しかし昔を知らない私にとってこれらは当たり前のこと、また、どの業界でも当たり前にやっていることだと思います。誰がやってもうまくいく業界などありえません。2極化が進んだともいわれていますが、むしろ昔が異常だったと考えるべきです(今が正常ともいえませんが💧)。
現在歯科業界はワーキングプアなどと雑誌で取り上げられ、ずいぶん叩かれ揶揄されたためか、人気は急降下しています。それは大学の定員割れや偏差値の下がり方からも見て取れます。しかし個人的にはいい業界だと思っていますし、なによりなりたくてなった職業です。今後も研鑽を積んでいきたいと思いますし、誇りを持って務めていきたいと思います。
さあみなさん、歯科医師という職業はいかがですか?目指してみませんか?今のところAIにとってかわられることもないようですよ。