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こどもの 口腔機能を 育てるには 一覧

環境で顔が変わる❓

今回はお鼻のお話です、、、、、。すいません。特に洒落たわけではありませんのでご安心ください。笑わなくて大丈夫です😢。

 

みなさん、鼻呼吸の大切さについてはもうご存じかと思います。鼻はばい菌に対する優秀なフィルターとしての働きを持っています🦠。また、優れた加湿器としての機能も持っています。基本的に口呼吸が鼻呼吸に勝っているところはありません。

 

そんなお鼻の加湿器としての効果を最大限に利用している動物がいます。その名は、『サイガ』、ちなみにウシ科の動物で絶滅危惧種です🐄。別名、『オオハナレイヨウ』、とも呼ばれています。別名通り、お鼻の部位が盛り上がっており、鼻腔が大きくなっています。良かったらネットで検索してみてください👍。ちょっと特徴がありますが、かわいいです。

 

この、『サイガ』、が棲む場所はモンゴルの平原、ここは1日の気温差や季節の温度差が大きく、夏は50度、冬はマイナス20度にもなります😲。そんな過酷な土地で生き抜くために、『サイガ』のお鼻は大きく発達していると考えられています。

 

長くやわらかい『サイガ』の鼻腔容量は500mlともいわれます。500mlペットボトル1本分と考えてください。これを、自分の顔に並べてみるといかに大きな鼻腔であるかがわかると思います💦。この鼻腔内には毛細血管が密集しており、寒いときは空気を温める効果を発揮します。逆に暑いときは鼻水を蒸発させて体温があがらないように調節をしてくれるのです。この大きなお鼻のおかげで、『サイガ』は季節や昼夜を問わず常に体温に近い安定した空気を取り込むことができます👏。そうやって過酷なモンゴル平原を生き抜いているのです。

 

ちなみに、この『サイガ』、お耳は小さくなっています。これも凍らないようする、体温を逃がさないようにする寒さ対策といわれており、お鼻は大きく、お耳は小さくなっています。こうやって『サイガ』のお顔が出来上がりました😊。

 

ちなみに同じ環境に住む、モンゴルの方々にも同じような傾向がみられます。頬の骨が張り出しており鼻腔は大きくなっています。また、お鼻の先は凍らないよう、体温を逃がさないよう低くなっているそうです。

 

『サイガ』とモンゴル平原に住まれる方々では若干方法は違いますが、どちらも過酷な環境に適応し、一所懸命順応してきた結果です。顔はこれまでの生きてきた証がでるとはよく言ったものですね。私も見習いたいものです。

自閉スペクトラム症とお口の中!

今回は自閉スペクトラム症とお口の中の関係についてです。自閉スペクトラム症とはコミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などがみられる疾患で、自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などを含んでいます。遺伝子や環境などが関係し、重症度は様々ですが、発生頻度は1%程度、男性に3倍から4倍多いのが特徴です😲。

 

2才頃から症状が明らかになっていくことが多く、乳児期の特徴としては、目が合わない、親を求めないなどありますが、言葉の遅れを主訴に医療機関を受診することが多いです💦。幼児期以降になり集団生活が始まると、上記した特徴、コミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などが目立ってきます💦。

 

歯医者さんで行う診療への影響をみてみると、、、、、

○コミュニケーションが苦手で、診療行為を理解できない。

○興味のあるものに衝動的に向かうため診療を中断してしまう、

○人とのやりとりが難しく、診療場面に合った行動ができない。

○お口の中の「汚れ」などのイメージがもてない。

○診療の意味や目的がわからず、遂行が難しい。

○初めてのことや予定の変更が強い不安・苦痛になる。

○感覚が敏感で、診療中の刺激に耐えられない。

○記憶力がよく、嫌な経験も鮮明に覚えている。

などでしょうか💧。

 

 

自閉スペクトラムだからお口に中に特有の疾患がでることはありませんが、その疾患の性格や診療が難しいことから2次的にお口の中の症状がでることがあります( ノД`)シクシク…。

 

 

○お口に中の清掃が困難。

「歯磨き」という概念がわからない、「きれい」、「汚い」の概念がない、こだわりなどから、お口の中の清掃が困難になることがあります😞。虫歯や歯周病が進行しやすいです。

 

○特定の食品へのこだわり。

個々人によって、対象は様々で、食事にこだわりが無い方もいます。清涼飲料水やスポーツドリンクなどを常飲している方は虫歯や酸蝕症(酸で歯が溶ける。)などが起こります( ノД`)シクシク…。

 

○お口の中の悪い習癖。

異食(新聞紙やチラシを食べるなど。)、特定の物を咬み続ける(鉛筆やペン、ペットボトルなど。)、前歯で物を咬んでそれを引っ張り続ける(タオルなど。)など。個々人によって様々です。「刺激を楽しんでいる」、「刺激を落ち着かせている」などの原因があるといわれています。完全にやめさせることが難しいことが多いです😢。

 

○お口の中への自傷行為。

「頭や顔を叩く」、「手や腕を咬む」などが多く、お口の中の自傷行為が特別多いわけではありません。お口の中では、「爪を使って歯ぐき等を引っ掻く」、「舌や頬、唇を咬む」などの自傷行為が多いです。これらもやめさせることが難しく。無理にやめさせようとすると、自傷やパニックがさらに増すこともあります😞。

 

悪くなるとますます診療が難しく、来院されていきなり治療をするのも難しいことが多いです。1番大事なのは小さな頃から定期的に短い頻度でみせていただくこと。悪くしないことはもちろん、歯医者さんに慣れてもらう、歯磨きになれてもらうことが大事です😊。保護者の方の負担も大変になるのですがどうかよろしくお願い致します。

お口ぽかんをやめる方法は❓

最近増えているお口ぽかん、口呼吸といってもいいでしょうか。相談も多いですね😞。かなり増えているようで、保険診療にもお口ぽかんの検査や治療の項目ができたぐらいです。虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、歯並びや咬み合わせ、お口の機能にも影響します。また全身的にもいいことはありません🥶。

 

 

お口ぽかんの原因としては、お口に原因がある場合とお鼻に問題がある場合とあります。まず前提として、お鼻に問題がある場合は耳鼻科に通いましょう。お鼻が悪くてお口ぽかんになっている場合、お口をずっと閉じていると呼吸できなくて死んでしまいます😢。歯医者さんでは治りません。

 

 

では、お口に問題がある場合はどうしたらいいのでしょうか❓。よくやるのは鼻テープや口テープでしょうか。鼻テープは鼻に特殊なテープを貼って鼻腔を広げ鼻で呼吸をしやすくしてくれます。口テープは口にテープを貼って、強制的に口を開かないようにして、鼻で呼吸するようにするものですね。しかし、これは根本的な原因解決にはなっていません😞。

 

お口ぽかんの根本的な原因は、お口周りの筋力が弱かったり、その不調和となります🥶。特に1番の原因は唇を閉じる筋力の低下です。この筋肉は口輪筋と呼ばれています。お口ぽかんの方はこの口輪筋の筋力が、お口ぽかんの無い方に比べて有意に低いことがわかっています。これはお子さんでも大人の方でも一緒です💧。

 

そのためお口ぽかんのやめるには口輪筋をトレーニングする必要があります。今回は日本摂食嚥下リハビリテーション学会がまとめた訓練法をみてみましょうか😊。

 

⓵、指で唇をつまんで外側に膨らませるように伸び縮みさせて口輪筋を鍛える。口唇伸展と呼ばれています👍。

 

⓶、唇の突出(「ウー」と発音して行う。)と口角を引く(「イー」と発音して行う。)運動を繰り返します。大げさに精一杯やりましょう。ちなみに、この2つの運動を含んだお口周りの体操として「あいうべ体操」があります👍。

 

 

 

 

⓷、唇で木べらやストロー、割りばし、定規、舌圧子などを強く挟んで保持する。これも精一杯やりましょう👍。

 

⓸、ボタンに紐を通して、ボタンを前歯と唇の間に入れます。奥歯を咬んだ状態で紐をひっぱってボタンを唇でしっかり保持します。「ボタンプル法」と呼ばれています。しっかり唇に力をいれてくださいね👍。

 

他にも最近では、口輪筋を鍛える訓練のための様々な器具が市販されています。ただいずれの訓練もやり過ぎはよくありま

せん。1日に2、3回、1日にたくさんやるよりも、毎日継続することが大事です。なんでもそうですよね。

 

舌の下のスジ(舌小帯)が短い子が多くなっている

みなさんは舌の下に何があるか知っていますか❓。1度見てみてください。薄く血管が透けて見えますね。凸凹して結構グロテスクです🥶。他にも唾液がでる場所があり、顎の下を押すと唾液がでてくるのがわかる方もいるかもです。そして真ん中に舌の裏とお口の底を結ぶスジみたいなものがありませんか❓。今回はそのスジについてのお話です。これを舌小帯と呼んでいます。

舌小帯は太さや長さは違っても、みなさんにあるものです。舌の運動機能の調整や舌が後ろに下がり過ぎるのを防止する役割があります。舌が後ろに下がり過ぎると気道が塞がって大変大変です🥶。死んでしまいます。産まれたばかりのときは太く短く、成長とともに長くなり後方に移動します。しかし、最近この舌小帯が太く短すぎたり、成長してもそのままだったりすることで、様々な影響がでてきているのですΣ(・ω・ノ)ノ!。

原因はいろいろと考えられているのですが、昔は産まれてすぐに助産師さん(以前は産婆さんと呼んでいましたね。)がこの舌小帯を切っていることが多かったんですΣ(・ω・ノ)ノ!。産まれてすぐにですよ。びっくりしませんか。舌が動いた方がおっぱいを吸いやすいという考えからですね。ところがいくつかの分野から、やっても意味がないのでは❓、助産師が切るのは危ないのでは❓という意見がでるようになり、だいぶ前からでは産まれてすぐ舌小帯を切る習慣は無くなりました。自治体や学校での健診でも、この舌小帯についてみることはほとんどありません。それに繋がる質問はあるのですが、舌小帯に問題があるということまで至らないことがほとんどのようです。検診ではなにも言われず終了です。難しいですね。そして現在、舌小帯を切らなかったことによる様々な障害が大なり小なりでてきているのです😢。障害が大きい方は、歯医者さんに舌小帯の切除を目的に紹介などで来られることがあります。しかし、日常生活にあまり影響が無い方は見過ごされているのが現状です。ひかる歯科ちえこども歯科に受診されている方でも、『舌小帯を切った方がいいよね。』という方は結構いらっしゃいます。しかし、日常生活に支障がそんなに無い場合、外科的処置を勧めるのはなかなか敷居が高いです😞。なかなか受け入れてもらえません😢。

舌小帯を切る1番の目的は、舌の動く範囲を広げることにあります。昔の助産師さん達は舌がよく動いた方がおっぱいを吸いやすいことがわかっていたのでしょう。哺乳瓶🍼や人工ミルク🥛が今ほど発達していなかったことも関係しているのだと思います。おっぱいをしっかり吸うしかないですからね💦。そして、最近では舌小帯が発音や歯並び・咬み合わせにも大きな影響を与えることもわかってきています。舌小帯を切ることでどんなメリットがあるか、またどんなデメリットを防止できるかをみていきましょう。

🌟おっぱいが吸いやすくなりますよ。🌟

舌小帯が太く短く、舌の動きに大きな制限がある場合、まずおっぱいを吸うのに支障がでます💦。正常な哺乳では、舌を母親の乳房をしごくように動かし、舌の背と上顎(口蓋。)で乳房を挟んだ状態から舌の蠕動運動によっておっぱいを分泌させます。そのため舌小帯が太く短く、舌がうまく上に挙げることができないと、おっぱいをうまく分泌させることができなくなります😢。

また、舌が舌小帯によって固定されている場合、舌を上手に乳房に巻き付けることができません。舌と乳房の間に隙間ができて空気をたくさん飲み込んでしまうのです😞。空気をたくさん吸ってしまうことで、おっぱいを吐いたり、おならが多くなったりします。いつもお腹が張っていることもありますね。

舌小帯に原因がある場合、こういった症状が改善できるのです✄。目に見えてしっかりおっぱいを吸えるようになりますよ😊。ひかる歯科ちえこども歯科にもちょこちょこある訴えや依頼です。

ただ判断が難しいときもあります。最近は哺乳瓶🍼や人工ミルク🥛がよく普及しています。一般的に哺乳瓶の方がおっぱいより、圧倒的に吸いやすいです。そのため、舌小帯に問題があっても、体重も順調に増加し気づかれないことがあります。逆に体重増加が少なくても、おっぱいはしっかり吸えていて、おっぱいの出る量に問題がある場合もあります。症状や状況に応じた判断が必要になるのです😊。

🌟発音がしやすくなります。🌟

次に発音の問題ですね。この問題は最近増えています💦。保育園や小学校で問題が表面化してくることが多いです。言語聴覚士さんも大活躍です。発音の改善を目的として、舌小帯を切ることはひかる歯科ちえこども歯科でも多いですよ✄。

舌小帯が太く短いと、舌の運動範囲に制限がでます。特に舌の先の運動制限では、サ行やタ行、ラ行などに発音障害が出やすくなりますΣ(・ω・ノ)ノ!。舌をきちんと動かせないまま、成長すると筋力不足も起こり、さらに発音が不明瞭となる言葉がでてきます。しかし、多少の運動制限では、日本語は発音しやすい言語のためか、あまり問題にならないことも多いようです。英語など外国語を学んだ時に気付かれることもありますよ💦。特に英語ではRの発音がネックになるようです。

舌小帯を切った後も発音の訓練が必要なことが多いです。もともと舌を動かせていませんから、筋力の不足などもあり、舌小帯を切ったからすぐに発音できるようになることは少ないのです。舌を動かす訓練やリハビリを、ちょっと頑張らないといけません😢。

🌟歯並びが悪くなるのを防げますよ。🌟

これが最近1番多いです😲。舌の動きが悪いため、歯並びが悪くなっているケースです。歯並びは歯の大きさや顎の大きさの影響を強く受けていますが、それと同じ、もしくはそれ以上にお口の周りの筋肉の影響を受けます。唇や頬、そして舌もそうです。筋肉のバランスが取れている位置に歯が並んでいくイメージです。舌の動きが悪いと、内側から歯を押す力が弱くなります。そのため上下の歯とも内側に入り込みやすくなります。歯と歯が重なる歯並びになりやすくなるのです💧。

また、舌の動きが悪いと、食べたり飲んだりしたときに無理にその動きをしようとするため、他の部位(頬や唇など。)に無理がきます。通常とは違う動きでなんとかその動作を保っている状態です。これを悪習癖と呼んでいます。こういった悪習癖が続くことも、歯並びを悪くする原因となります💧。

前述した通り、舌小帯が太く短く、舌の運動制限が原因で歯並びが悪くなっていると思われるケースは多いです。この舌の悪習癖は、発音などの問題を含め、お口の中の様々な問題の原因となります😢。期間が短いほど治しやすくなるので、見つけ次第対処したいところですね。ひかる歯科ちえこども歯科では歯並びの治療もたくさんしています。その治療の一環として、切ることは多いですよ✄。ただこの場合も、切った後に舌動かす訓練、リハビリが必要になりますね。

いかがだったでしょうか❓。以前は生まれたと同時に切られることの多かった舌の下のスジ、舌小帯。最近は切ることが無くなったために、様々なお口の問題が出てきています💦。生死には関わりませんし、症状に気づかないまま、お口の中の状態が悪化していることも少なくありません。基本的に舌の動きが制限されている時間が長くなるほど、問題は大きくなっていきます。早めに対処することで、それらの問題を予防できるのです😊。自分やお子さんの舌の下を今すぐでも見てみてください。舌小帯が太く短くありませんか❓。インターネットでの画像検索と比べてみてください。その他に舌の動きが悪い方は、舌苔がつきやすくなります。舌の表面が白い方も要注意ですよ。もし気になる、わからないようであればいつでもご相談くださいね。

小児矯正でよくある質問(マイオブレース矯正)

 

当院では、小児矯正は、マイオブレース矯正と インビザラインファーストの2種類をしています。

 

今日は、マイオブレース矯正についての ご質問にお答えしたいと思います。

 

Q.マイオブレースをはめられなかったらどうしたらいいですか?

 

A.当院では、マイオブレースをお子さんがはめることが難しかった場合、ほかの装置に切り替えるようにしています。

装置の種類はいろいろありますが、取り外し式と固定式とありますので、お子さんの歯並びと性格、希望などを

考慮して決めています。

歯並びがよくなるように最大限お手伝いさせていただきます。

 

ただ、マイオブレースには、お口の機能を改善し、お口の筋肉バランスを整える効果があり、きちんとはめていただくと

とても効果が早いうえ、シンプルな方法で治るので結果が早いですし、当院では9割のお子さんは、開始して1カ月以内に

マイオブレースを朝まではめられるようになります。(夜就寝中はつけるルールです)

実は、うちの子供たちも小学生の頃にマイオブレースで矯正しました。

とてもよかったと思っています。

 

 

Q.矯正の後戻りのリスクはどのくらいありますか?

 

当院でマイオブレースで矯正してくれて今、大学生、高校生、の子たちですが、

きちんと舌の癖を改善できたお子さんは、今はなにも装置をはめていなくても、とてもきれいな歯並び、理想的な噛み合わせを

維持できている子が多いです。

マイオブレース矯正で治療したお子さんは、10年たっても(当院は開業して10年たっています)何も歯並びの維持装置(リテーナー)をいれなくても

綺麗に保てているお子さんが多いです。

今日来てくれた大学生の男の子も、指しゃぶりからの出っ歯になってしまった歯並びを小学生で矯正して、そのあと、何も装

置をいれていないのですが、すごくきれいな歯並び、噛み合わせを維持できていました。

 

マイオブレースはとても後戻りの少ない矯正です。

呼吸も 口呼吸から 鼻呼吸になると風邪もひきにくくなって、より健やかになっています。

よく言われるのは、食べるのが上手になった、活舌がよくなった、ということです。

また、風邪をひきにくくなった、とも言われます。

実は、うちの子供は、赤ちゃんの頃は喘息で吸入器を購入し、家で毎日定期薬を飲んでいました。

小学生になっても、風邪をひくと、せき喘息のような 咳が止まらない症状になってきつそうだったのですが、

マイオブレース矯正をしてから、そのような症状も収まり、喘息もでなくなりました。

 

マイオブレース矯正にはいいところが沢山あって、ぜひ小学生のときに取り組んでもらいたい矯正だと

私たちは考えています。

 

Q.マイオブレースで矯正したら、もう一度矯正する必要はありませんか?

 

A.当院は、小児矯正(1期治療)だけで理想的な歯並びになる患者さんの割合が非常に高い医院です。

治療に取り組んでくれた9割のお子さんが小児矯正だけで理想的な歯並び、噛み合わせになっています。

それでも、2期治療に進むお子さんもいらっしゃいます。

どういった場合かといいますと、すべての歯が非常に大きい場合や、舌の癖がとても強い場合

最初から骨格的な不正が大きい場合、受け口の遺伝的な素因が大きい場合、になります。

 

鼻呼吸で感染対策Σ(・ω・ノ)ノ!

さて今回は鼻呼吸についてのお話です🐽。鼻呼吸と対を成す呼吸として口呼吸があります👄。基本的に口呼吸はいろいろな面で不利です。お口の中だけでみても、乾燥のため虫歯・歯周病になりやすくなりますし、歯並びや咬み合わせにも悪影響があります。ひかる歯科ちえこども歯科で歯並びや咬み合わせの治療をする場合、口呼吸の原因が鼻や喉にある場合は耳鼻科の受診をお願いするほどです😢。

そして口呼吸は鼻呼吸に比べて圧倒的に風邪を引きやすいです💦。今回はこの点について詳しく見てみましょう。実は、『鼻は天然のマスク。』とまでいわれているんですよ😊。

このことを説明するには、まず風邪の原因を知っておかないといけません。風邪の原因はウイルス感染によるものがほとんどです。インフルエンザやコロナもそうですね🦠。そして、このウイルスの特性として、低温と乾燥に強いというものがあります。逆に言えば高温と湿気に弱いということです。そのためウイルスによる風邪は冬に流行することが多くなります。

では鼻呼吸が感染に強い理由をみていきましょうΣ(・ω・ノ)ノ!。

🌟鼻はすぐれた暖房です。🌟

さて1つ問題です。外の空気を-40℃としましょう。この空気を鼻らか吸い込むと、喉の奥では何度になっていると思いますか❓。ちなみに-15℃ぐらいになるとバナナで釘が打てますし🍌、あくびで涙がでると一瞬のうちに凍って目が開きにくくなります。鼻毛も凍っていますよ🥶。

正解はというと30℃ぐらいまで上がります😲。実に70℃も上がります。逆に大丈夫なのかと思うぐらい上がりますね。たった10cmちょっとの鼻の中を通過するだけですよ。鼻の中の豊富な毛細血管が温めてくれています。ちなみにこの毛細血管は鼻血の原因でもあります。それだけ毛細血管が豊富なんですね。

🌟鼻はすぐれた加湿器です。🌟

さてまた問題です。鼻の中では1日どれぐらいの水分がでているでしょうか❓。ちなみに唾液は1日1~1.5ℓでています。

正解は約1ℓです😲。どうでしょう。思っていたより多くありませんか。これが吸った空気を湿らせるために使われています。基本的に肺の湿度は、生物が海中から発生した名残なのか、ほぼ100%になっています。吸った空気が肺に行き着く前に湿度を上げておかないといけません。寒い日に口呼吸で激しい運動をすると、肺が乾燥して痛くなるんですよ💧。

このように鼻から吸った空気は喉に到達する前に十分温められ、湿気を帯びます。ウイルスを弱らせることができるんです。お口から空気を吸うと、ほぼダイレクトに外の空気が喉にあたります。ウイルスは元気なままです。ウイルスの感染は喉や肺から起きますので、口呼吸の方が感染に不利なのは当然です😞。

その他にも鼻事態のもつ感染防御システムもあったりします。とにかく口呼吸でいいことはまずありません。感染1つとってもはるかに鼻呼吸が有利です。みなさん鼻呼吸を目指してくださいね。

運動能力の低下とお口の機能の低下!

お子さんの運動能力はいかがですか❓自分が子供の頃と比べてどうでしょうか❓

 

発達期のお子さんの日常生活活動量は、持久力や瞬発力、敏捷性などの運動能力に大きく影響することがわかっていますが、近年の交通の利便化やテレビ・スマホゲームなどの非活動的な遊び時間などの増加、塾通いの増加などにより、減少しています😞。小学生の1日の歩数は1987年では20000歩を超えていましたが、2011年(ちょっとデータが古い。あまり大規模な調査がないのです😅。)では11382歩となっており、高学年のなるほど減っていく傾向がみられました。

 

ちなみに中学生は9060歩、高校生は8226歩だったそうです。現在はさらに減っているかもしれません。まあ成人はもっと少なかったりします。

 

また、毎年行われる運動能力調査の結果でも、私たちが子供の時と比べて、今のお子さんの方の運動能力が低いことがわかっています💦。身長や体重など、体格はよくなっているにもかかわらずです。

 

そのせいか学校管理下での負傷や骨折などの発生率も、ずっと増加傾向です💦。運動能力の低下は負傷回避能力の低下にもつながっていることが伺えます。ひかる歯科ちえこども歯科においても、歯や歯ぐき・お口の周りの外傷での受診は大変多いです💧。

 

そしてこの運動能力の低下はお口の中にも表れています😞。お口の中については食べ物などの変化などもあるかと思いますが、以前はあまり問題になっていなかった咬む障害(咀嚼障害。)や発音障害が増えています💦。咀嚼障害ついては食育支援なんてものがありますね。発音障害については言語聴覚士さんが小学校に来てくれたりします。どちらも私達、親の世代が子供の頃にはあまりなじみが無いものではないでしょうか❓

 

お口の周りの運動能力の低下はいろいろな問題を起こします。お口の周りの筋肉が弱いことでしっかりと咬めない・飲み込めないのはもちろん、筋肉のバランスがくずれ歯並びにもかなりの影響を及ぼすことがわかっています😞。さらに、無理をして弱くバランスのくずれたお口の筋肉や、悪くなった歯並びで咬んだり飲み込んだりを繰り返すと異常な癖がついてしまい、状況はさらに悪くなります😢。お互いがお互いを悪化させる「負の連鎖」です。

 

おそらくこの「負の連鎖」はお口の中だけの問題では無いと思います。全身でも同じようなことが起こっているでしょうし、うつや無気力など精神的なものにも関係しているかもしれません🥶。体はすべての基本ですし、それを支える大事な要素の1つが運動能力となります。その中で日常どう過ごすかはとても大事です。小さなことから見直してみませんか。

セミナーに行ってきました! (in 東京、御茶ノ水)(すぐ隣は秋葉原。)

実習付きセミナーin東京―――――Σ(・ω・ノ)ノ!

 

7月15日(土)から17日(月)まで東京に勉強しに行ってきました。コロナでなかなかいけない時期が長かったのですが、昨年の秋ぐらいから積極的に行くようにしています。私だけでなく副院長、働いてくれている歯科衛生士さんもいろいろと行っていますよ😊。やっぱりテンションあがります👍。

 

オンラインでのセミナーもあるのですが、やっぱり直接聞くのが1番ですよね。オンラインは何故か眠くなってしまうんです💤。何故なんでしょう❓そもそも歯医者さんのセミナーは実習付きが多いため、オンラインでは難しいことも多いんです。

 

今回のセミナーは、ひかる歯科ちえこども歯科が力を入れているお子さんの歯並びについてのセミナーです。当

院がお子さんに提供したい歯並び治療としては、いくつかテーマがあります。

 

⓵、歯並びが悪くならないよう予防する😊。

(お子さんの成長を見ていく中で、歯並びが悪くなりそうな傾向があり、矯正治療以外でできる歯並び治療があれば提案・処置をしていきます。)

 

⓶、見た目はもちろん、機能もしっかり😊。

(歯並びや咬み合わせはもちろん、お口の周りの機能全般を改善していきます。お口の周りの筋肉の強化(舌や唇、頬など)や正しい呼吸や飲み込み方法の説明・指導を行います。)

 

⓷、歯を抜かない歯並び治療😊。

(やっぱり抜きたくはありません。)

 

⓸、痛くない、目立たない歯並び治療😊。

(お子さんにやさしくです。)

などです。

すべてを成り立たせるのはなかなか難しかったりします(´ε`;)ウーン…。しかし今回のセミナーは、これらを高いレベルで網羅してくれる内容となっています。講師の先生は『各務 肇(かがみ はじめ)』先生、御年80を超える先生です😲。もう40年以上セミナーを開かれています。本も書かれていますので検索してみてください。現在、各務先生の治療法はひかる歯科ちえこども歯科において、お子さんの歯並び治療における柱の1つとなっています。

 

しかしすごいのは、その臨床に対する意欲、そしてそれを伝えたいという情熱ですね。有無を言わせない説得力があります。じつはセミナーの半分以上は臨床とは関係のない雑談だったりしますが(どんどん脱線していくんです💧。)、その中にも役に立つ情報があったりして耳が離せません。本当にいろいろな経験や勉強をしてこられたんだなと思います。あやからねばΣ(・ω・ノ)ノ!。爪の垢くれないかな、、、、、。

 

今回は実習付きですので各務先生によるデモもありました。うーん、うまい😲。なぜそうなる😅。同じようにはとてもできない😞。というか、各務先生だから治るのでは❓と思うほど、、、、、。でもとても勉強になりますし、うまくできると自信になります。もっと精進せねばですね😊。

 

ちなみにこの各務先生のセミナーは5段階あります。私はまだ2段階目なのですが、副院長は5段階すべて受講済( ゚Д゚)。しかも再受講に時々行っています。とても魅力のあるセミナーなんですよ。ひかる歯科ちえこども歯科全体で少しでも各務先生に追いつけるようにがんばります👍。

当院が何故こども歯科に力をいれるのか⑥

~歯並び・咬み合わせ編2~

 

さて⑤では歯並び・咬み合わせの矯正治療を行う時期としては、大人の前歯がでてくる頃、小学校1年生から小学校3年生ぐらいがベストという話をさせていただきました。では、その時期以前にできることはないのでしょうか。実はたくさんあります☆彡。

 

歯並びや咬み合わせがどうなるか。これは生まれた直後から始まっていると言っても過言ではありません!

 

 

 

歯並び・咬み合わせは遺伝的な要因も関わってきますが、周囲の筋肉の影響を大きく受けます。唇や頬、舌を中心として、お口の開け閉めや飲み込みに関わる筋肉を含めると頭から顎の下、そして首まで広がっています。最近の傾向として、これらの筋肉の力が弱かったりバランスが悪い、または正常とは違う無理な動かし方をしていることで歯並びや咬み合わせに悪影響がでているケースが多いようです。

 

 

 

 

簡単な例ですが舌の力が弱いとどうなるか?歯は舌側に倒れます。それでもどうにか咬んで飲み込まないといけません。舌側に倒れた歯に合わせてどうにかしようと正常とは違った動きをしてしまうのです。体としてはうまく順応しているとも言えなくもないのですが、無理をしている状態です。時間が経つと必ず他の問題もでてきます。しかし逆に考えると、こういったケースでは舌の筋肉を鍛えてあげれば自然に治る可能性が十分あります。

 

 

今舌の例を挙げましたが、実際に舌は「歯列は舌の筋肉の発達によって発育する」と言われているほど重要です。ですから生まれた直後から鍛える必要があります。簡単にですが、、、

 

 

〇おっぱいをしっかり吸わせてあげましょう★。

〇哺乳瓶をつかう場合は出にくいものをえらびましょう。自然に鍛えることができます★。

〇おしゃぶりも有効です。どんどん吸わせてください❄。

(ただし3才までです。)

〇指しゃぶりも大丈夫。させてあげてください❄。

(こちらも3才までです。)

〇3才過ぎたらガムをしっかり咬ませましょう★。

(もちろん虫歯にならない成分の入ったガムでお願いします。咬みごたえがあるものがよりいいですね。虫歯予防にもなっていいですよ。)

〇舌やお口の周りの運動、トレーニングを行いましょう★。

(くわしい話はここでは省きます。)

 

とにかく「吸う、吸う、吸う」、「咬む、咬む、咬む」、「飲む、飲む、飲む」です💧。この生きるために基本的な動作をしっかりやらせてあげてください。

いずれもこどもが生まれた直後からにできることばかりです。生まれたときから歯並び・咬み合わせが悪くならないよう予防していくのです。当院がこども歯科に力をいれる理由の2つ目がここにあります。

⑦に続く☆彡

 

当院が何故こども歯科に力をいれるのか⑤

~歯並び・咬み合わせ編1~

次は歯並び・咬み合わせについてです。

私個人としては若干の歯並びの乱れがあっても、咬み合わせに大きな不具合が無ければ経過をみてもいいと思っています。そもそも模型で見るような完璧な歯並びの方は、たとえ矯正をした方であってもそうそうお目にかかれるものではありません。

しかし、特に将来的に歯を失いやすい、機能的に問題のある歯並びもあります

 

 

・反対咬合(いわゆる受け口です。咬んだ時に下の前歯が上の前歯より前にある咬み合わせです。

 

 

 

 

 

 

 

・開咬(奥歯しか咬んでおらず、前歯で咬んでいない咬み合わせです。前歯で咬み切れないため本人も不便を感じていることが多い咬み合わせです。)

 

 

 

 

 

 

 

・過蓋咬合(咬み合わせが深いともいいます。咬むと下の前歯が上の前歯で完全にみえなくなる咬み合わせです。出っ歯を伴うことも多いです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

などです。

 

いずれも咬む力の向きやバランスに問題があります。8020を達成されている方で、これらの咬み合わせに相当する方を私はみたことがありません。調査結果でも8020を達成している方で、これらの咬み合わせに相当する方は極めて稀であるとされています。見た目など関係なく、将来の歯の保存のために矯正治療を考えるべき咬み合わせです。

 

では矯正治療するならいつがいいのでしょうか。私は大人の前歯が出そろうぐらい、小学校1年生から小学校3年生ぐらいがベストと考えます。(反対咬合はもっと早めに矯正治療を行った方がいい場合もあります。)

 

大人になってから行う矯正治療との違いとしては、

  • 顎の成長を利用して顎の拡大ができるため、足りない場所を確保しやすい。歯を抜かずに治療できることが多く、結果として歯の保存につながります★。
  • 顎の関節がフレキシブルなので、治療中や治療後の不定愁訴などがでにくい。新しい状態に適応しやすいといった方がいいかもしれませんね★。
  • 咬むという力による疲労は少しずつ蓄積していきます。咬み合わせが悪いとなおさらです。早めの改善が歯の保存に有利に働きます★。
  • 上下の顎の成長のアンバランスを成長期を利用して整えることができます。例えば、下顎の前方成長が少ない場合は成長を促したり、逆に多すぎる場合は抑制したり、ということです。

 

また矯正をしない場合でも、歯並びが悪くならないようにできることはたくさんあります。くわしい話はここでは割愛しますが、定期的にみせていただくことで、必要な処置を適切な時期に行えますし、普段の生活の中で気をつけていただくことを説明できる場合があります。気になることがあればいつでもみせてください。虫歯・歯周病予防も兼ねて一石二鳥、いや三鳥ですね★。

⑥に続く☆彡

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