歯科 レントゲンの 安全性は?
うん、そうですよねー。放射線被爆心配ですよねー。撮らずにすむなら撮らない方がいい。薬も飲まないでいいならその方がいいですし、治療もしなくていいならしたくない。当たり前です😊。病院自体行きたくて行っていることあまりありませんからね😞。
私もできるだけ撮らないよう心掛けてはいます。レントゲンなどの検査は慎重であるべきという立場です。ただどうしても撮らないとわからないことも多い💦。歯と歯の間だったり、詰め物や被せ物の下、骨の状態なんかは見ただけではわからない。あてずっぽうで治療するわけにはいかないですからね。実際見た感じ大丈夫そうでも、レントゲンを撮ると想像以上に病気が広がっていることもあります😲。まあ、レントゲン撮っても大きさがはっきりわからないときもあります( ノД`)シクシク…。
では、歯医者さんのレントゲンはどれくらい危ないのでしょうか?実際に数値でみてみましょう😊。
実効線量(ミリシーベルト)
歯科デンタル撮影 0.0163~0.0391
(歯数本分を写す小さいレントゲン撮影)
歯科パノラマ撮影 0.0399~0.0436
(上下の顎全体を写す大きいレントゲン撮影)
1年間の自然被爆量 2.40
さていかがでしょうか?おおよそ1年間の自然被爆量の100分の1から50分の1ぐらいなのがわかるかと思います。さらに最近のレントゲン撮影(当院もそうですが。)はデジタル化されており、さらに照射線量が減っています。大体上記の数値の10分の1から5分の1となります。そうしますと、一年間の自然被爆量と比較すると1000分の1から250分の1ぐらいになります😊。数値で言うと0.00163~0.00872ミリシーベルトです。ちなみに飛行機(国内線)に1回乗った時の実効線量は0.003ミリシーベルトだったりします。
さて、レントゲンが一番気になるのは、やっぱり妊娠中の方や妊娠の可能性のある方ではないでしょうか💦。胎児に影響がでる実効線量は100ミリシーベルトとされています。上記の数値でも、まあ大丈夫かなというところでしょうが、歯医者さんのレントゲンをお腹に直接あてることはありません。また、鉛入りの防護エプロンも着用します。これにより実効線量はさらに100分の1となります。妊娠中でもまったく問題はありません😊。
とはいっても、やっぱり気持ちの問題も大きいです。いくら数値で大丈夫とわかっていても気分のいいものではないですよね。東日本大震災での原発事故の後はレントゲンを撮りたくないという方が増えました。テレビなどでそういった特集が組まれたりするとやっぱり増えます。みなさん心配なんですよ。レントゲンのことで気になることがありましたら何でもご相談ください。
2023年10月15日 | カテゴリー:新着情報, 歯科の豆知識 Q&A, 院長からの発信 |