乳歯 外傷3年の経過
こんばんは。
熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。
この画像は 3歳で 歯に外傷があり、当時、動揺 変色があったので、ワイヤーで固定をしたお子さんの3年後の経過です。
現在 6歳。
この舌側からみて、右手側のうっすら黄色い 歯が当時 ピンクに変色した 歯です。
3年後、動揺もなく、うっすら黄色い変色で、この歯が過去に外傷を受けた歯だということがわかります。
この歯は表から見ても 変色はわからないレベルですが、裏側から見ると、変色がわかります。
この歯は3年間の間、変色以外に特に問題はでませんでした。
現在6歳で、この乳歯の生え変わりは7歳ごろには起こると思われますので、特に大きな問題がでずに生え変わる期待がもてます。
この歯は、とても経過がよかったのですが、外傷歯は、外傷の受け方次第で、その後、神経を取る必要があったり、早期に脱落する場合もあります。
最近 色の変化についての質問をいただくことが多かったため、ピンクに 変色した 歯が 落ち着いた場合、その後どのような色合いになるか、ということについて
ご紹介させていただきました。
当院には 歯の外傷のお子さんが 沢山受診されます。
すぐに受診してくださる方もいらっしゃいますが、1か月くらいおうちで様子をみていた、ということもあります。
歯の打ち方によっても 対処法が違いますが、歯を打った場合、できるだけ、その日のうち、もしくは
翌日までには受診していただければ、一番適切な方法がとれますので、まずは、早めに一度ご相談ください。
ゼロ歳から小中学生まで、外傷のお子さんは沢山いらっしゃいます。
その年齢と 歯にあった 方法で できるだけ保存しますので 一度 ご相談ください。
2020年9月7日 | カテゴリー:新着情報, お母さん達からよくいただく質問, 歯の外傷について |