MRCクリニック 歯並び

下顎骨の成長促進 

2018/01/09


当院のMRC矯正治療では 成長が足りない場合は 成長を促進します。

上顎の成長が足りない場合は 上顎の成長を促進し、 下顎の成長が足りない場合は下顎の成長を促進します。

この症例は 下顎が後退していましたが、治療後、成長が前方へ促進し バランスがよくなっています。

また、治療後は気道が広くなっているのがわかるでしょうか。

 

Q.これは、MRC矯正をしなくても 起こった成長変化なのではないか?

A.確かに 上顎の成長期が先に来て、下顎骨の成長は 身長が伸び足が長くなるピークと同じ時期に成長します。

ですから、最初の段階からの下顎の成長も 何もしなくても少しは得られたかもしれません。

しかし、下顎の劣成長がないお子さんでは、そもそも 上顎と下顎の位置に 治療前、の写真のような差はでません。

あきらかに下顎が後退している状態の場合、やはり促進してあげることが必要です。

そうでなければ、大人になった時に下顎が後退している顔貌になってしまうことが多いです。

 

Q.下顎の後退はどんな 不都合がありますか?

 

A。審美的な問題以外に、下顎が後退していると、気道が狭くなり、睡眠時無呼吸になるリスクが高まります。(全員がなるというわけではありません)

下顎が後退している患者さんは、舌の位置も悪く、眠るときは気道のほうに押し込められたようになっていることが多いです。

下顎を前方に引き出したほうが睡眠時に呼吸しやすくなるでしょう。

また、上下の前歯の位置に大きな差があると、上下の前歯が噛み合っていないので、咬合力は奥歯だけで負担することになり、高齢になった時の

奥歯の寿命に差がでます。

 

下顎が後退している場合、保護者の方も患児も、自分は出っ歯だ!と言うことが多いのですが、

実際は出っ歯(上が出ている)というわけではなく、上顎は標準的な位置なのに、下顎が下がっているために 出っ歯にみえる、という

この画像のお子さんのような仮性出っ歯の方も多いのです。

 

ちなみにこのような下顎の前方成長促進は、顎関節の関節頭が完成していない小学生の間までで、中学生だと効果がみられないことがあります。

下顎の劣成長のあるお子さんは、早めに治療してあげたほうがいいでしょう。

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